国際福祉機器展(H.C.R.)

 世界の福祉機器が一堂に集まるアジア最大の展示会、国際福祉機器展(H.C.R.)に一般参加者として初めて行ってきました。

 会場は東京ビッグサイト(東京国際展示場)。こちらの駐車場は身体障害者手帳等や療育手帳精神障害者保健福祉手帳があると減免措置があります。よく下調べをしないで行ったので、係の方に案内していただいた時には驚きました。詳しくは公式ページでご確認ください。

🅿️駐車場:7つあるビッグサイトの中で、南棟立体駐車場に停めることができました。こちらには「車椅子用」駐車場が8台分設定されているのですが、当日は写真のように3台分のスペースを2台で使うようになっていました。

 実際に車で訪れている方のほとんどが車椅子利用者だったので(展示会の内容を考えると当然ですが・・・)この形で駐車できたのはとても助かりました。

 また、駐車棟2階と5階で展示会場につながっているため、車を停める位置によっては非常に楽にアクセスできました。(よく知らずに4階に停めてしまいましたが・・・

 2階と5階に停めると便利、ということを忘れずに覚えていて、別の機会で役立てたいです。

🚻トイレ:駐車場棟から、バリアフリートイレが完備されています。ここのバリアフリートイレはある意味お手本のような作りになっていると感じます。

 せっかくの国際福祉機器展の機会なので、私たちが思う、介護の視点から見た使いやすいバリアフリートイレのポイントをあげてみます。

◎良いところ
・ボタン式自動ドア
・音声案内と点字案内付き掲示板
・一目見るだけで機能・場所・位置・向きがわかる掲示(これがホームページなどで発信されていると、多くの方が出掛けやすくなると思います。)
・着座位置で手洗いまで全て済む配置
・少し高めの便器
・スイッチ類の片側集約(水洗ボタンは左、洗浄便座は右となっていない)
・壁側の縦手すり
・反対側の手すりは跳ね上げ可動式
・オストメイト対応
・着替えボード
・大型介護ベッド
・車椅子で入り込める足元が広い手洗い場

△欲を言うと
・間仕切りカーテンの設置
・引き出し式トイレットペーパーの設置(佐野のアウトレットでしか見たことがないのです)

✏️コメント:国際福祉機器展に感化されて、改めて様々な機能について考えています。会場でいろいろなお話を伺って、多くの方が「人それぞれ」ということをおっしゃっていました。

 以前の私の仕事では「個別最適」という言葉を使っておりましたが、福祉の世界もまさにその通りだと思います。だからこそ、1人でも多くの人が使いやすい最適解を求めつつ、でも正解は一つではないという意識も持って介護に携わっていきたいと、改めて思いました。

 トイレ一つでも、右側に機能集約している方が良い人もいます。このサイトでも様々なスポットを見てきていますが、鏡のように左右両側にの作りのトイレを設置してくださっている施設には感謝しかありません。

 当日、駐車場とトイレだけでもいろいろ考えさせられました。このあとしばらくは国際福祉展を振り返りながら、他にも興味深く見てきたものをまとめてみたいと思います。

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