国際福祉機器展(H.C.R.)carewill

国際福祉機器展で見つけた心からおすすめしたい製品シリーズ。今回はcarewillさんの多機能レインウェアをご紹介します。

「一緒にお出掛け」その想いを支えてくれるレインウェア

「一緒にお出掛け」一番の悩みが「雨の日」です。雨が降ると、本当に出掛けるのが大変で億劫で面倒で、準備や後始末を考えると出掛けたくなくなり、つい外出をためらってしまいます。でも一緒にお出掛けしたい・・・

そんな悩みを一気に解決してくれたのがこちらの多機能レインウェアでした。会場で上下セットを見た瞬間「これは!」と思いその場で購入してから、お出掛けのタイミングで雨が降るのを心待ちにしていたほどです。

今回はその使用感をお伝えしたいと思います。

ジャケット:自在な着方、蒸れない快適さ

ガバっと被ることができるポンチョ型のジャケット。被せるのが簡単なだけでなく、腕を使うのに妨げにならない「袖あり」で使う方法と、腕をポンチョに被せてしまう「袖なし」で使う方法と、簡単に使い分けることができます

例えば右手は袖なしにして完全に覆い、左手は袖ありにして自由に動かす、そんな使い方もできるスグレモノです。袖あり/なしの選択もスナップ式のボタン一つ。簡単に調整できます。ファスナーがないので、1人で着られ、介助しながら着せることも魅力です。

また、空気の抜けが良いのもこのジャケットの良さです。一般的なレインコートのように蒸れず、風をほどよく通すので快適。めくれ上がることもなく、母に聞いても「暑くなかった」とのことでした。

もちろん、はっ水×防水のW加工で雨をしっかり弾き、たたむときも濡れた面を内側に巻き込むだけでスッキリ収納。カバンにもそのまま入れられます。

・袖あり/なしを自在に選べる作り
・スナップ一つの簡単な調整
・空気の抜けが良い作り
・1人でも着やすい、介助しても着せやすい
・表面はっ水、裏面防水加工
・簡単収納設計

ひざ掛け:足元の安心を実現

 私が何よりも気に入って飛びついたのが、このひざ掛け。

ジャケットと同様の表面はっ水・裏面防水加工。そして簡単につま先から腰回りまでカバーでき、固定方法も多彩!装着も本当に簡単でした。実際に着用させている様子を撮ってみました。

①つま先に内袋を被せてカバーを。
②車椅子の肘置きと身体の隙間にプレートを差し込む。
③車椅子に適した留め方でベルトをとめます(写真撮り損ねました)

この3ステップで足元完全防備!

今回はベルトを使うだけでなく、ジャケットのスナップに繋げることができたので、一体型としてもつかってみました。様々な使い方ができるのが本当にすばらしいです!

このまま車椅子を押して雨の中出ていったのですが、しっかりカバーされた足元は全く濡れることがありませんでした。

そして何より、身体にフィットしているだけでなく程よい丈の長さで車輪に巻き込まれない安心感。この細かな設計が本当にありがたいです。

もちろんひざ掛けもジャケットと同様に簡単にしまうことができました

・つま先から腰までしっかりカバー
・プレートで簡単に体にフィット
・6通りの固定方法で多用途対応
・ジャケットと組み合わせることもできる自在性
・表面はっ水、裏面防水加工
・簡単収納
・車輪に巻き込む心配がない安全性

✏️まとめ

carewillのレインウェアは「着る人」と「支える人」のどちらにも優しい設計でした。

着方や組み合わせの自由度が高く、様々な状況・状態に柔軟に対応できる本当にすばらしい製品です。品質の高さだけでなく、「どうすれば不自由が減るか」「どうすれば笑顔が増えるか」――
そんな思いが細部にまで込められています。
私の拙い文章では良さは全て伝わりきらないです。ぜひサイトを観に行っていただいて、他にもある工夫された製品をご覧いただきたいです。

展示会当日、代表の方が話してくださった言葉。

「なくしたい、服の不自由」

その熱意がまさにこの製品から感じ取れました。

そして実際に使ってみて思ったのは、
「これは車椅子ユーザーだけのものじゃない」ということ。

キャンプ、釣り、自転車など、
“雨に濡れたくないけど手を動かしたい”シーンでも大活躍します。

「不自由な人が便利に使えるものは、誰にとっても便利。」

この言葉を、改めて実感させてくれる製品でした。

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